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気になる機械類(スマホやDAP中心)について、基本的に主観で思ったことをつれづれなるままに…
先の記事で、SIMロック解除は本当に効果があるか疑問である、と書きました。長くなってしまっていますが…
そうじゃないでしょう?
私はそう問いかけたいです。では、どうしたら理想型に近づくか、それを考えていくことといたしましょう。
私の書きたい、理想の結論から。
本当に必要なのは、SIMロック解除ではなくSIMフリー端末。SIMフリー端末を主流にしなさい!
どうしてそう思うのか、また課題はないのか。そこをまた考えていきます。

まず、先の記事でも出てきましたが、「SIMフリー端末」とは、キャリアからではなくメーカーが直接販売するなどして、どのキャリアでも問題なく利用できる端末のことです。要は「はじめからSIMロック解除されており、特定キャリアの味付けがされていない端末」と言ってもいいでしょう。海外ではこれが一般的です。

例えば、私がいつも取り上げているXperiaの例だと、このようにソニーストアなど、一般的な店で簡単に購入できます。
キャリア契約なしで。

むろん、端末をカスタマイズしているのはソニーだけです。キャリアは一切手を加えません。今までしつこいくらい主張していた「メーカーの意図を100%汲み取れる」というメリットがあります。

更にはOSアップデートもキャリアの販売戦略に左右されずメーカーがやりたいようにやれるので、現状のような(Xperia Zのような例外中の例外はいるものの)アップデートがすぐ放棄されるという惨劇もなくなります。たとえばXperia GXだってAndroid4.3まで、Galaxy Note2もAndroid4.4までアップデートされていたでしょう。

スマホを長く使う上で、アップデートは必須です。正直、それがないせいもあり、日本では2年(酷い機種ではそれ以前)でほぼ寿命と言っても差し支えない環境になってしまっています。実際、今使っているXperia GXも非対応アプリがちょくちょく出てきており、メモリ面も問題を抱え始めていますから…。

一方では、SIMフリーが一般的になると、現状のようにウルトラハイエンド端末ばかりが売られ、そのくせアップデートが蹴られるという状況になる必要はなくなりますから、パソコンと同じようにアップデートの長いウルトラハイエンドの他、現状と同じアップデートながら若干スペックを落としたミドルレンジからハイエンドレベルの端末も日本で出てくるでしょう。
不必要な機能や不必要なスペックを持て余すのではなく、必要十分だけを手に入れるということも可能になります

今回の話で、これに加えて「キャリアに縛られない」というメリットが加わります。もともとSIMロックなどないので、端末が必要な周波数に対応している限り、キャリを移りたいときにはいつでも移れます。もちろん、キャリアの余計なカスタマイズはないので、前のキャリアのアプリはおさらばすればよいだけで、新たなキャリアの必要なアプリを入れればよいだけです

もちろん、キャリアと割賦契約などしていないので、2年縛りの違約金を別にすれば、解約時の一切の懸案事項はなくなります。

で、キャリアはサービスをどう提供すればよいか。
「アプリパック」などと名づけ、店頭あるいはPlayストア、それかWebサイト上で必要なアプリ一式を提供すればよいのです。

本当はキャリアは土管屋に徹しなさいと言いたいところではあるものの、他で収益を挙げなければここまでの通信品質も実現できないとか、キャリアサービスを使っている人もいたりするなどで、それは無理な話でしょう。

でも、収益を上げるサービスのためには別に端末の奥深くまでいじらなければならないとも思えないんですよね。ならば、せっかくのスマホなんですもの、その機能をフルに活用してサービスを提供するのが一番いいです。

端末を奥深くまでいじらなければいけないとされるサービスとして思いつくものの一例として、紛失時に端末を探すサービスをあげます。これは既にGoogleがロック機能を含めて実装している上、ソニーなどもメーカーレベルで実装していたりするので、そこにキャリアが入る必要は全くありません。だってそれ以前で完結しているんですもの。そこに任せればよいでしょう。

以上の話を踏まえれば、使い勝手上はほとんど現状のキャリア端末と変わらないこととなると、私は考えます。

パソコンはメーカーの意図に反してプロバイダが勝手にカスタマイズし、プロバイダが販売していますか?

固定電話機は回線とセットでプロバイダが販売していますか?

違うでしょう?
それぞれ別々に販売され、ユーザーは好きな組み合わせを選べますよね。それと同じことが何故スマホでは出来ないのか。それは考えていただきたいものです。

しかしながら、良い面ばかりではなく問題はあります。それは、
キャリアとメーカーの関係

これは本当に厄介です。世界的に展開しているソニーやサムスンはある程度自社の主張が認められているように見受けられますが、他社の場合、アップルのような、メディアが紹介してくれたりブランド信仰があったりして、評価以前にバカ売れが約束されるメーカーがすぐ強くなることから扱いもひどくなり、常にキャリアの顔色をうかがって動かないといけなくなっています。

となると、勝手にSIMフリー端末を出すと、キャリア専用端末を卸しているキャリアとの関係が悪化し、思うように販売させてくれなくなるのでは、という懸念があります。これはソニーやサムスンも例外ではないのかもしれません。アップルに対しては逆に手のひら返して何でもいうことを聞いてるゆえか、SIMフリーを問題なく見ているようですが…。不良在庫が発生して、それを自社が処分しなければいけなくなるとなると、損失も馬鹿にはならないでしょうね。

それを防ぐにはどうしたらよいか。
キャリアが端末を販売することを禁止し、メーカーが直接販売しなければいけない
というルールにするのがよい、と考えられます。しかし、それでも問題が。
いかんせんSIMフリー端末は価格が高い!!!

先の例で上げたXperia Z2、日本円に直すと87000円程。これが全てのしかかってきます。ちなみにSO-03Fの場合、2年利用で45000円程度。Galaxy S5もExpansysで買うと6万円程度。これではスマホを買い渋る人も出てきてしまうでしょうね。業界が落ち込んでしまう可能性も、考えられます。私の思う、SIMフリー端末の普及への壁はここだと思います。

メーカーが現状キャリアがやっている割引制度をやれば良い、という話もあるでしょうけど、メーカーはその分どこで収益を上げるのか…という問題がついてくるので難しいものです。キャリア側が月額利用料を安くすると、結局端末を変える頻度が落ちるのは変わらないようにも見えます。

ちなみに、現状でも日本でSIMフリー端末を入手することが出来ないとは言いませんが、ラインナップはASUS以外かなり貧弱。大手メーカーがほとんど参戦していないことから、空気と言っても差し支えない状態です

海外で販売されているものを輸入するという手もありますが、こちらは技適の問題があります。Xperia Z2やNexusシリーズ等の一部例外を除いては日本で電波を発信する許可を受けていないために、そのままだと「違法無線局」となってしまいます(電波が弱いため検挙されないという話もあったりはしますが、仮にそうだったとしても問題ないというわけでもありません)。要は法律違反。

電波を発信しないとか、「海外旅行客などが一時的に使う分には問題なし」とされてはいますが、日本に住む日本人はほぼ利用NG、です。使っている場合、ほぼ黙認状態だと思ったほうがよいでしょう。日本だけですよ、ここまでキャリアがでしゃばって利用者が不便を被っているのは。なので、日本で使えるSIMフリー端末の普及はなんとしてもなされなければいけないと、私は考えます。

少ないながらも非常に大きい課題を抱えつつ、しかしながらユーザーの利便性を大きく引き上げる可能性を秘めたSIMフリー端末。単純なSIMロック解除なんかよりも、海外利用やCB対策に優れた効果を発揮するという意味でもまた期待できるはずのものです。携帯業界も、こちらの普及に本腰を入れてみてはどうでしょうか、と思います。
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私の書きたい、理想の結論から。
本当に必要なのは、SIMロック解除ではなくSIMフリー端末。SIMフリー端末を主流にしなさい!
どうしてそう思うのか、また課題はないのか。そこをまた考えていきます。

まず、先の記事でも出てきましたが、「SIMフリー端末」とは、キャリアからではなくメーカーが直接販売するなどして、どのキャリアでも問題なく利用できる端末のことです。要は「はじめからSIMロック解除されており、特定キャリアの味付けがされていない端末」と言ってもいいでしょう。海外ではこれが一般的です。

例えば、私がいつも取り上げているXperiaの例だと、このようにソニーストアなど、一般的な店で簡単に購入できます。
キャリア契約なしで。

むろん、端末をカスタマイズしているのはソニーだけです。キャリアは一切手を加えません。今までしつこいくらい主張していた「メーカーの意図を100%汲み取れる」というメリットがあります。

更にはOSアップデートもキャリアの販売戦略に左右されずメーカーがやりたいようにやれるので、現状のような(Xperia Zのような例外中の例外はいるものの)アップデートがすぐ放棄されるという惨劇もなくなります。たとえばXperia GXだってAndroid4.3まで、Galaxy Note2もAndroid4.4までアップデートされていたでしょう。

スマホを長く使う上で、アップデートは必須です。正直、それがないせいもあり、日本では2年(酷い機種ではそれ以前)でほぼ寿命と言っても差し支えない環境になってしまっています。実際、今使っているXperia GXも非対応アプリがちょくちょく出てきており、メモリ面も問題を抱え始めていますから…。

一方では、SIMフリーが一般的になると、現状のようにウルトラハイエンド端末ばかりが売られ、そのくせアップデートが蹴られるという状況になる必要はなくなりますから、パソコンと同じようにアップデートの長いウルトラハイエンドの他、現状と同じアップデートながら若干スペックを落としたミドルレンジからハイエンドレベルの端末も日本で出てくるでしょう。
不必要な機能や不必要なスペックを持て余すのではなく、必要十分だけを手に入れるということも可能になります

今回の話で、これに加えて「キャリアに縛られない」というメリットが加わります。もともとSIMロックなどないので、端末が必要な周波数に対応している限り、キャリを移りたいときにはいつでも移れます。もちろん、キャリアの余計なカスタマイズはないので、前のキャリアのアプリはおさらばすればよいだけで、新たなキャリアの必要なアプリを入れればよいだけです

もちろん、キャリアと割賦契約などしていないので、2年縛りの違約金を別にすれば、解約時の一切の懸案事項はなくなります。

で、キャリアはサービスをどう提供すればよいか。
「アプリパック」などと名づけ、店頭あるいはPlayストア、それかWebサイト上で必要なアプリ一式を提供すればよいのです。

本当はキャリアは土管屋に徹しなさいと言いたいところではあるものの、他で収益を挙げなければここまでの通信品質も実現できないとか、キャリアサービスを使っている人もいたりするなどで、それは無理な話でしょう。

でも、収益を上げるサービスのためには別に端末の奥深くまでいじらなければならないとも思えないんですよね。ならば、せっかくのスマホなんですもの、その機能をフルに活用してサービスを提供するのが一番いいです。

端末を奥深くまでいじらなければいけないとされるサービスとして思いつくものの一例として、紛失時に端末を探すサービスをあげます。これは既にGoogleがロック機能を含めて実装している上、ソニーなどもメーカーレベルで実装していたりするので、そこにキャリアが入る必要は全くありません。だってそれ以前で完結しているんですもの。そこに任せればよいでしょう。

以上の話を踏まえれば、使い勝手上はほとんど現状のキャリア端末と変わらないこととなると、私は考えます。

パソコンはメーカーの意図に反してプロバイダが勝手にカスタマイズし、プロバイダが販売していますか?

固定電話機は回線とセットでプロバイダが販売していますか?

違うでしょう?
それぞれ別々に販売され、ユーザーは好きな組み合わせを選べますよね。それと同じことが何故スマホでは出来ないのか。それは考えていただきたいものです。

しかしながら、良い面ばかりではなく問題はあります。それは、
キャリアとメーカーの関係

これは本当に厄介です。世界的に展開しているソニーやサムスンはある程度自社の主張が認められているように見受けられますが、他社の場合、アップルのような、メディアが紹介してくれたりブランド信仰があったりして、評価以前にバカ売れが約束されるメーカーがすぐ強くなることから扱いもひどくなり、常にキャリアの顔色をうかがって動かないといけなくなっています。

となると、勝手にSIMフリー端末を出すと、キャリア専用端末を卸しているキャリアとの関係が悪化し、思うように販売させてくれなくなるのでは、という懸念があります。これはソニーやサムスンも例外ではないのかもしれません。アップルに対しては逆に手のひら返して何でもいうことを聞いてるゆえか、SIMフリーを問題なく見ているようですが…。不良在庫が発生して、それを自社が処分しなければいけなくなるとなると、損失も馬鹿にはならないでしょうね。

それを防ぐにはどうしたらよいか。
キャリアが端末を販売することを禁止し、メーカーが直接販売しなければいけない
というルールにするのがよい、と考えられます。しかし、それでも問題が。
いかんせんSIMフリー端末は価格が高い!!!

先の例で上げたXperia Z2、日本円に直すと87000円程。これが全てのしかかってきます。ちなみにSO-03Fの場合、2年利用で45000円程度。Galaxy S5もExpansysで買うと6万円程度。これではスマホを買い渋る人も出てきてしまうでしょうね。業界が落ち込んでしまう可能性も、考えられます。私の思う、SIMフリー端末の普及への壁はここだと思います。

メーカーが現状キャリアがやっている割引制度をやれば良い、という話もあるでしょうけど、メーカーはその分どこで収益を上げるのか…という問題がついてくるので難しいものです。キャリア側が月額利用料を安くすると、結局端末を変える頻度が落ちるのは変わらないようにも見えます。

ちなみに、現状でも日本でSIMフリー端末を入手することが出来ないとは言いませんが、ラインナップはASUS以外かなり貧弱。大手メーカーがほとんど参戦していないことから、空気と言っても差し支えない状態です

海外で販売されているものを輸入するという手もありますが、こちらは技適の問題があります。Xperia Z2やNexusシリーズ等の一部例外を除いては日本で電波を発信する許可を受けていないために、そのままだと「違法無線局」となってしまいます(電波が弱いため検挙されないという話もあったりはしますが、仮にそうだったとしても問題ないというわけでもありません)。要は法律違反。

電波を発信しないとか、「海外旅行客などが一時的に使う分には問題なし」とされてはいますが、日本に住む日本人はほぼ利用NG、です。使っている場合、ほぼ黙認状態だと思ったほうがよいでしょう。日本だけですよ、ここまでキャリアがでしゃばって利用者が不便を被っているのは。なので、日本で使えるSIMフリー端末の普及はなんとしてもなされなければいけないと、私は考えます。

少ないながらも非常に大きい課題を抱えつつ、しかしながらユーザーの利便性を大きく引き上げる可能性を秘めたSIMフリー端末。単純なSIMロック解除なんかよりも、海外利用やCB対策に優れた効果を発揮するという意味でもまた期待できるはずのものです。携帯業界も、こちらの普及に本腰を入れてみてはどうでしょうか、と思います。
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【2014/07/15 23:35】 | 携帯/スマホ関連
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